2008年9月アーカイブ

ブロガーの皆様とのディナーを開催します (10月22日(水)

ソーシャルメディアマーケティングを調べている人はおそらく1度は
見たことがあるであろう有名ブログ、Web Strategy by Jeremiah Owyang
著者のJeremiah Owyangさんと話すことのできるディナーが10月22日に
渋谷で開催されるそうです。


Jeremiahさんのブログではいつもわかりやすく最近の
ウェブマーケティングまわりのトピックスが紹介されていて、
非常に参考になります。


いつも勉強させてもらっているので、さっそく申し込みました。ウェブマーケティング、ソーシャルメディアを活用する方法に興味を持っている方は是非参加するといいと思います。以下概要をそのまま掲載します。



日時:2008年10月22日(水)19:00?21:00

場所:FUJIMAMAS, 東京都渋谷区神宮前6-3-2  03.5485.2283

参加費:4,000円

参加者:ブロガー20-25名程度

アジェンダ: 19:00-19:20 Jeremiahのスピーチ(英語)
        19:20-21:00 JeremiahとのQ&A +みなさんとの意見交換
クラウドソーシング 世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法
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ソーシャルメディアマーケティングと密接に関連しているクラウドソーシングについてよくまとまっている本です。

クラウドソーシングを成功させるための8項目がまとめられている部分は、ソーシャルメディアでうまくコミュニケーションをとるために非常に役に立つ考え方だと思います。

1.裏方に徹する

2.立ち入る時機を知る

3.本物のコミュニティを作る

4.秘密を作らない

5.「完璧」であることを忘れる

6.場をかき回す

7.感謝を示す

8.先を見据える

多数の事例が紹介されているので、実際のソーシャルメディアキャンペーンがどのように行われているのかを知りたい方にもオススメです。

リンクを貼ってもらいやすいコンテンツを作るための考え方が説明されている動画です。SEOmoz Blog というSEOやWebマーケティングについて参考になる記事をアップしているブログに掲載されていました。

このブログの運営元は、実際に動画を使ったり、Twitterでプロモーションしたりと、ソーシャルメディアを有効に活用してマーケティングを行っているので理論だけでなく経験が伴っている説明だと思います。



SEOmoz Whiteboard Friday - Developing a Link Hook from Scott Willoughby on Vimeo.

SEOmoz | Whiteboard Friday - Developing a Link Hook

Social Media: The Marketing Summit | mThink

ソーシャルメディアマーケティングのイベントが10月1日、2日にサンフランシスコで開催されるようです。

以下のようなことを話したりするそうです。

  • ソーシャルネットワークやブログで効果的に宣伝する
  • 顧客を巻き込むことで成長を加速させる
  • モバイルマーケティングでシェアを拡大する
  • ブランドを守るためのレピュテーションマネジメント
  • マーケティングやソーシャルメディアに詳しい人(≒同業者)とのネットワークができる

日本からどなたか行く人いたら話聞かせてください。
Search Engine Strategies San Jose という検索エンジンマーケティング全般に
ついてのカンファレンスがカリフォルニア州サンノゼ(シリコンバレーの中心)で
1ヶ月前に開催されました。

Search Engine Strategies を略してSESと呼ばれ、
多くのウェブマーケティング系の媒体で特集されています。


毎回多くのブログに取り上げられていてそのたびに非常に勉強になります。
また、スケジュールを見てどのような講演がされているのかを見ることで、
なんとなく流れをつかむことができます。

最近だと、少しずつソーシャルメディア関連をとりあげる講演が増えているようです。


Social Media Optimization & Marketing | Online Marketing Blog

この記事にSES San Jose の、Social Media Marketing: What is it and What is it Good For? というパネルディスカッションで話された内容がまとまっていたようなので、紹介します。


ユーザーとのコミュニケーションについて


  • ユーザーと対話する フォーカスグループインタビューや、アンケートなどよりもより自然にユーザーと対話するためにソーシャルメディアを使う

  • 情報を集める あなたのブランドがどう認識されているかを把握する。特に最近何かを変更したときに有効

  • ブランドを広げてくれるユーザーを作る ユーザーと直接やり取りすることで、ブランドを積極的に広げてくれるユーザーを作ることができる。結果としてリンクも増える

  • ユーザーの声を拾う ユーザーの声を拾い、商品をよりよいものにすることに使う

  • 評判を管理する ブランドへのネガティブなコメントなどに直接対処して、検索結果を自分が作ったコンテンツが大多数を占めるようにしておく。多くのソーシャルメディアのプロフィールはあなたのブランドで検索したときのSERPSで上位にくるし、画像や動画はユニバーサル検索されたときによく閲覧されるようになる。

コンテンツを作るときの注意点

  • 最適なプロフィールを作る ユーザーネームは社名やブランド名に関連したものにして、ユーザーにとってよく知られるようにする。

  • オリジナルなコンテンツを作る プロフィールにはユーザーにとって価値のある、創造的で考えるに値するキャッチを入れる

  • キーワードを使う 写真や動画やコンテンツにつけるタグや説明には、ユニバーサルサーチで見つけてもらいやすくするためにキーワードを使うようにする

  • 本物を作る 3人のパネリスト全てが信憑性こそがソーシャルメディアで活動する上で基本となることを強調していた。ユーザーを騙すようなことはすぐにバレてひどい結果をもたらすことになる

他にも非常に面白そうな講演が多数あったようです。
もう終わってますが、イベントのスケジュールは以下で確認できます。

Conference at a Glance: Search Engine Strategies San Jose ? August 18-22, 2008 ? the intersection of search, marketing & commerce


私はまだ行ったことがないのですが、なるべく早く
毎回参加できるようにしようと考えています。
非常に参考になるデータが掲載されている記事を見つけたので紹介します。
ShareThisというソーシャルブックマーク、SNS、ソーシャルニュースなどへの登録ボタンや、ブログへの投稿、メールで転送といった機能を自分のサイトに簡単に貼り付けることのできるツールが行った調査によると、気になったURLを人に教えるときに、もっとも活用されているのは、以前Eメールが1位のようです。

メール 35%
Facebook 10%
Myspace 6%
digg 7%
del.icio.us 4%
Reddit 4%
Stumbleupon 4%
Technorati 3%
Windows Live 3%
Google Bookmarks 3%
その他 18%

秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ: 面白いURLを友達に教えるのは依然メールが一位

ShareThis ? Blog Archive ? Email is Still King

ShareThisはまさにソーシャルメディアマーケティングのためのツールなので、このデータは参考になりました。
携帯サイトだと、「友達に紹介する」リンクをつけておくと、ユーザーが勝手にユーザーを連れてきてくれるという話をよく聞きますが、PCでもいまだにメールが最も一般的なツールなんですね。
ソーシャルメディアマーケティングの効果測定を行うことができそうなツールがリリースされていましたので紹介します。

クチコミ(口コミ)マーケティングとブログ分析ツールなら『クチコミ@係長』

「前回のキャンペーンと比較してどうか」「男女のクチコミ数・質に違いがあるか」「ある日を境に話題が増えた原因は?」など、緻密なデータ分析によって、クチコミは重要なマーケティング資源となります。「クチコミ@係長」に搭載されたプロの分析ノウハウによって、クチコミデータは「マーケティング情報の宝庫」へと変身します!

とのことで、ソーシャルメディアマーケティングのROIを計測するツールとして使えそうです。外部ブログの文章を解析して、話題にあがっているブログの運営者の性別や、それらのブログでどう評価されているのかを定量的に見ることができるようです。ほかにどのような機能があるのかサイトだけだとイマイチよくわからないのが残念です。

ブログの90%をカバーして、2ちゃんねるなどの掲示板にも対応しているそうなので、かなり広い範囲を観測することができそうです。わざわざ自分でいろいろなサイトを巡回しなくても、どのように自サイトが取り上げられているのかを把握できるのはいいですね。

オンラインでの評判管理をSMOによって検索結果(SERPS)を変化させて行う手法についてのプレゼンテーションを紹介します。サイトや会社について、検索結果の評判管理を行うのは今後大きなビジネスになっていきそうです。やらせではなく、サイト名、社名、ブランド名などで検索したときにできるだけポジティブな要素がたくさん並んでいるようにしたいものです。


Smo Tactics David Snyder
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Online Reputation Management Via SMO
以下の記事に、より多くの人のリアクションを得るための「CUT-INの法則」というものが紹介されていました。

 BPnet ネットマーケティング新潮流|?ソーシャルメディアに学ぶネットPR?

それぞれの頭文字を取って、

Catchy(=タイトル、見出しが奇抜)

Useful(=ためになる)

Trendy(=話題性)

Interesting(=面白い)

New(=知らなかった)

を指すそうです。


 リンクベイトのための7つのフックもそうですが、マーケティング用語のAIDMAの法則でいうところの A と I に焦点をあてた考え方ですね。いかに注目してもらって興味を持ってもらうかという部分はより多くのリアクションを得るためにもっとも重要な部分だと思うので、ソーシャルメディアで話題として取り上げてもらうには、記事のタイトルをつける段階でこれらの基準に合致しているのが前提になりますね。


なお、講演者の方のブログはこちらのようです。

 ネットメディアで大流行するCUT-IN(カットイン)の法則とは ([の] のまのしわざ)
ソーシャルメディアマーケティングを考える上で基本となっているリンクベイトのための7つのフック。Types-of-Link-Bait.gif

こういったフックは他にもたくさんあると思います。どういう切り口で自分が書く記事を目立たせるのかをいつも意識しておくとよさそうですね。

Search Illustrated: Types Of Link Bait
ソーシャルメディアマーケティングのROIを計測するときの指標。


traffic  ユニークユーザーとページビューの増加したか

stickiness  メールマガジンやRSSの登録、定期的に訪問するユーザーの獲得できたか

visibility  被リンク、検索エンジンでの順位、ロングテールなトラフィックを得ることはできたか

viralness  ブランド認知、もしくはターゲット層のマインドシェアの増加したか

engagement
 コメント、調査、投票など、以前よりもユーザーを巻き込めるようになったかどうか

income  広告出稿、売上、コンバージョンなど実際に収益に繋がったか


ソーシャルメディアキャンペーンを設計する前に、どの指標を増やすことを目的とするのか決めておかないと、どういう基準でROIを計測するのかがわからなくなってしまいそうですね。KPIを設定して、それぞれを金銭的価値に換算することで、ROIを計測するのがよさそうです。

Social Media Marketing ROI - Metrics And Analysis : Search Engine Land

smmmap.jpg

ソーシャルメディアマーケティングを考える上で役に立ちそうなユーザー分布マップ。

3% クリエーター(右上) 自分でゼロからコミュニティを作る人

7% コントリビューター(左上) 商品レビューを書いたり、質問に貢献したりしてコミュニティに貢献する人

10% オポチュニスト(右下) フィードバックや、投票、質問、転送など、コミュニティの価値を消極的ではあるが増やせる人

80% ラーカー(左下) 既に議論されていることを閲覧するだけの人



ソース
'Generation V' Defies Traditional Demographics

解説記事
Understanding Gartner’s “Generation Virtual”

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